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コロナ禍における夏_秋冬インターンシップ

2021.08.12

人事 採用

日頃より大変お世話になっております。

中小企業サポートセンター/採用コンサルタントの田中です。

今回は「夏と秋冬で違うインターンシップ」について、お話したいと思います。

インターンシップは、優秀な学生と接点を持ち、アプローチし採用することのできる絶好の機会です。企業と学生のミスマッチを軽減することもできます。

また考え方によっては、参加した学生が入社すれば即戦力として活躍が期待できるようになる「育成期間」でもあります。ぜひ有効的なインターンシップを開催して、優秀な人材獲得につないでいただけたらと思います。

夏と秋冬のインターンシップの違い

夏インターンでは、たくさんの学生と一気に接点を持つことができるので、優秀な学生に出会い、早期選考や内々定を出すことを目的にインターンシップを実施する企業が増えてきています。

中小企業では、前年度の採用活動がまだ終わっていなく、なかなかインターンシップ活動を始動させることが難しいという企業も多いのではないでしょうか?数年前までは、この夏のインターンシップは大手企業がやるもの、といったイメージも大きかったかもしれません。

しかし、競合他社がまだ取り組んでいないうちから学生との接点を持つことができるので、中小企業でも取り組む価値のあるものが、この夏のインターンシップです。

実施期間は、数日ほどの短い期間から、1ヶ月程度の長期での実施などもあります。単体のプログラムではなく、数日間から始まり、だんだんと本格的な事業やプログラムになっていくにつれて、参画期間が長くなるようなフローもあります。

夏(大学3年生の6月ごろから)のスタートのため、実施期間を長く設定できるので、実際の事業や職場でのプログラム実施も可能になり、企業にとっても学生にとってもミスマッチを防ぐための有効な手段とも言えるでしょう。

秋冬のインターンは、夏のインターンシップよりも一層選考の色が強くなり、効率よく優秀な学生(自社が求めている学生)に出会い、囲い込むという目的も強くなります。

学生にとっても「選考」の意味合いが強く、自分をアピールする場にもなっているのが事実です。

内定直結型や選考の1次免除などのオプションがついてくる場合が多く、競争率も高くなります。

2019年卒向けには経団連が1dayインターンシップ(ワンデーインターンシップ)の解禁を発表し、企業のインターンシップ実施のハードルはぐっと下がりました。

そのため、選考色を強めた短期間のインターンシップを秋冬の時期に開催する企業が増えたのです。

しかし、そうした選考色が強まっていく一方だったインターンシップについて、2022卒からは再度経団連から1dayインターンシップ(ワンデーインターンシップ)の禁止を表明し、各採用媒体でも1dayインターンシップ(ワンデーインターンシップ)といった呼称は使用できなくなりました。

まだ3年生である学生の学業に影響を及ぼす平日での開催も見直しとなり、休日開催を推奨するようにもなりました。

秋冬インターンシップ=選考活動(3月以降の会社説明会と選考)といった考えでプログラムを実施、予定している企業は見直しが必要になってきているかもしれません。

夏から始める企業、秋冬から始める企業がそれぞれやるべきこと

では、それぞれのインターンシップを始めるにあたって、企業はどういったことを準備すべきなのでしょうか?

まずは夏(サマーインターンシップ)と秋冬(オータムウィンターインターンシップ)でのスケジュールと学生の傾向から実施すべきプログラムを理解しておきましょう。

【サマーインターンシップ(夏)のスケジュールイメージ】

5月〜6月:インターンシップ企業エントリー(プレサイトエントリー)

6月〜7月:インターンシップ説明会、選考期間(エントリーシートなど)

8月〜:インターンシップ実施期間

サマーインターンシップは、入社したい企業に絞って参加するというよりは、志望業界や自分自身の成長のため、これからの就職活動に備えて参加するという学生が多くいます。もちろん、内定を目標に参加することもありますが…。

なので、サマーインターンから取り組むには、学生の期待に添えるような業界理解を深め、さらに成長する機会を提供するようなインターンシッププログラムを作っていく必要があります。

せっかく時間をかけてインターンシップをするのですから、自社の求める学生に多く参加してもらえる方が嬉しいですよね。この時期の学生の要望に合わせて、自社がどんな機会・価値を提供できるのかを考えてみましょう。

【オータムウィンターインターンシップ(秋冬)のスケジュールイメージ】

9月〜10月:インターンシップ企業エントリー(プレサイトエントリー)

10月〜11月:インターンシップ説明会、選考期間(エントリーシートなど)

11月〜1月:インターンシップ実施期間

その後、2月は業界研究期間となり、3月以降の企業エントリーに備えて3月以降に広報活動が解禁される流れです。ですが、インターンシップ活動を積極的に取り組んでいる企業では秋冬〜3月までの時期に選考活動を行い、早期内々定を出していることになります。

早期に動き出している学生は、サマーインターンシップを経て、学生は志望業種や職種をある程度絞り始めています。自分自身を見つめたあと、どんな会社が自分に合っているのか、就職活動をスタートさせます

自社の理解の度合いを大きくし、学生自身がこの企業に合っているのか、を判断できる場を設けてあげるといいでしょう。

学生にとって、就職活動は納得いくまで続けたいものですが、とはいえ不安も大きく早期で内定をもらえると安心することができます。入社イメージのわく企業の選考に早期から参加できるメリットは大きいでしょう。

自社の現在の採用活動のサイクルを見直し、どういった活動にすることが理想的なのかを考え、インターンシップをうまく取り入れていきたいものです。

採用活動が終わらないからインターンシップができない、と思っていては始めるタイミングはやってきません。どこかで意思決定をして切り替えることも時には必要になってきます。

どんな学生に入社して欲しいのか、その学生はどういった就職活動を行うのか、から自社の理想の採用活動を逆算してみるのもいいかもしれませんね。

コロナ鍋のインターンシップ

新型コロナウイルスの感染拡大により、このインターンシップのあり方も大きく変化してきました。オンラインインターンシップの実施が増えたのです。オンラインでの開催には今までになかったメリットを享受できる一方、ただの会社説明会になっていてインターンシップとは言えない、という学生の意見が増えているのも事実です。

オンライン・リアル開催をうまく使い分ける、または併用するために、しっかりとメリットとデメリットを理解しておきましょう。

メリット:

①全国の学生が自宅・学校などから参加することができる

遠方の学生も参加できるので、従来通りの開催では出会うことが難しかった地方の優秀な学生と出会える可能性が高まります。

②気軽に学生が参加できる

移動時間が削減されることによって、学生も都合をつけて参加しやすく、よりたくさんの学生と出会える機会になります。

デメリット:

①大人数でのオンラインによる会話は、発言するタイミングが難しいなど、最初から活発な学生のアピールが多くなる傾向があります。そのためアピールが少ない学生の良さが見えにくくなることがあります。

②オンラインによるコミュニケーションは対面に比べて伝わってくる情報量が少なく、「本当に理解できているのか?」「本当に興味があるのか?」など学生の反応がわかりにくくなります。

③ネット環境が不安定だと映像や音声が途切れたり、うまく接続できないといった不具合が発生します。運営がスムーズにいかないと、学生の参加意欲を下げる要因にもつながります。

デメリットをいかにカバーできるプログラムを作れるか、が成功の鍵になります。長時間同じことを取り組むことは参加者の興味も薄れてしまいますので、短時間のディスカッションやワークなどを織り交ぜながら、ゴールに向けて学生が成長を遂げられるプログラムを実施しましょう。

最後に

今回は、「夏と秋冬で違うインターンシップ」についてご紹介させて頂きました。

インターンシップ活動に関する状況は、毎年目まぐるしく変わっているのが実情です。ただ、中小企業も多くがインターンシップの取り組みを始めているのも事実です。

プログラムを作ることは難しく、他社との差別化や学生の成長につなげるために、自社が提供できる価値・機会は、自分たちではなかなか見つけにくいことでもあります。第三者の視点で、自社にどういった武器があるかを見つけて見ることも必要になるかもしれません。

少しでもみなさまの新卒採用・内定者確保の成功につながれば幸いです。秘訣をさらに詳しく聞きたい、ご興味がある方はぜひお問い合わせくださいませ。

中小企業サポートセンター

田中

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