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新卒採用をスタートさせるために必要なこと

2021.06.30

人事 採用

日頃より大変お世話になっております。
中小企業サポートセンター/採用コンサルタントの田中です。

2022卒の大学生・大学院生を対象にした調査で、5月時点の内々定率が約60%という結果になりました。
この時点でおよそ6割の就活生が内々定を持っており、この水準は新型コロナウイルス感染拡大前の2020年卒の学生の就職活動と同水準で進んでいることがわかりました。

まだまだ新型コロナウイルスの影響は残りつつも、多くの企業・就職活動を行っている学生が、withコロナの就職活動の動きを見極めて動いている状況が見て取れます。

すでに多くの学生が就職先を決め始めている、と思ってしまいそうですが、今回は「今から新卒採用を始めて、来年4月入社の採用活動に間に合うのか?」という視点で、新卒採用を始めるタイミングなどについてお伝えできればと思います。

新卒採用をはじめる理想的なタイミング

新卒採用を始めるのに、最適なタイミングはいつでしょうか?

新卒採用は、大学3年生の6月にインターンシップ活動が解禁され、その後大学3年生の3月ごろに会社説明会や選考活動が本格化していく流れが一般的です。

この中で、企業の実施プログラムや目的に応じて、各社時期を見定めつつ採用活動をスタートさせることが一般的だと言えます。

例えばたくさんの学生さんに出会い、夏のインターンシップ 時期からがっつり取り組む企業では、そのさらに数ヶ月〜半年ほど前から予算取りや企画立案を進めていくので、実際には入社の2年ほど前から水面下で動いていることになります。

インターンシップ活動ではなく、本採用時期の採用・選考活動から開始させる企業では、さらにその数ヶ月〜半年前に企画立案や媒体に掲載する場合にはプランを決めていくことになります。

この大学3年生の6月のインターンシップ解禁時および、大学3年生の3月の本選考活動開始時期(大手ナビサイトのエントリー解禁日)が、多くの学生が動くタイミングとなり、各企業へのエントリー数の増加が期待できます。

つまり、理想的な新卒採用活動のスタート時期は上記のタイミングに間に合わせること、だとも言えます。

今から採用活動を始めても間に合うのか?

それでは、今から採用活動をスタートさせても間に合わないんじゃないか?遅れたんだからやらないほうがいいんじゃないか?と思われているかもしれません。

答えは半分はYES、半分はNOです。その理由をお伝えしていきます。

半分がYESな理由は、上記で書いたとおり、どうしてもスタートが遅くなってしまった分、本来出会えた可能性のある学生たちが就職活動を終了させている場合があります。解禁のタイミングでスタートした企業に比べて遅れをとっていることは事実として変えられないものです。

でも、半分NOの理由ももちろんあります。たとえスタートが遅くなってしまったからと言って、来年度入社の新卒採用活動を必ずしも諦める必要はないのです。

そもそも新卒採用は言い方を考えずに伝えますが、社員が退職して穴が空いたからその穴埋めのためにという人員の欠員補充の考えで行う採用活動ではありません。

会社が5年後、10年後にどうなっていたいか、ビジョンを実現するためにどういう組織を実現していくか、計画的に行うべき採用活動なのです。

どうしてかと言うと、新卒採用の最大の特徴は毎年4月入社に向けて行うスケジュールだからです。

入社時期が年に1回と明確だからこそ、計画的な採用に向いているのです。

つまり、この年に1回の採用活動を一度見送ると、次に採用できるチャンスはさらに一年後になるのです。新卒採用の市場は常に変化しています。この新型コロナウイルスが拡大する前と後でも大きく動きが変わりました。(こんなことが起こるということは誰も想像できなかったでしょうが・・・)

そんな変化の大きい新卒の採用市場で、今まで新卒採用に取り組んでこなかった企業では、初めていきなり100%のパフォーマンスを発揮して、完全な結果を出すこともなかなか難しいかもしれません。だからこそ、新卒採用をしよう!と決めた時点でとにかく動き出すべきだと言えるのです。

もちろん、準備不足の中で動き出すことは難しいこともあるので、まず来年度に向けては出来ることを進める形で動き出し、その次の年度で新卒採用を本格化させるための準備、という考えで初めてみるといいでしょう。

実際に実践してみることで見えてくる問題点や課題があるはずです。毎年同じことをするだけが採用活動ではないので、浮き彫りになった課題や問題点に向き合い、次年度の採用活動ではよりよい形で新卒採用ができる、という心意気でまずはやってみるということも大切です。

大手ナビ媒体では、時期によっては2年間掲載の特別プランなどもあるので、スタートが遅れてしまった企業もこうしたプランを賢く利用してより良い形で進めたいですね。

今から新卒採用をスタートさせるために必要なこと

では、今からまず始めてみよう!となったのであれば、早速準備が必要です。まずはお試しで・・とは言いつつ費用をかけるなら成功の可能性を少しでも上げておきたいものです。

これから新卒採用をスタートさせるために、必要なことをご紹介します。

もちろんこれだけあれば大丈夫、というわけではないので、自社にあった形で採用活動ができるように、成功事例に習いながら準備していきましょう。

①採用担当・採用チームを決める

まずは、採用活動をメインで進める担当・チームメンバーを決めましょう。今までにない取り組みを推進させるためには、社内一丸となって臨む必要がありますが、その中でも特に中心になるチームを決めておきます。

チーム編成は、会社のことをしっかりと理解し、会社・社長の思いを伝えることができる人から、各部署・職種で活躍している人、そして求職者(就活中の学生)に近い立場・年齢のスタッフなど、さまざまな環境のメンバーを混ぜて編成することをおすすめします。

採用活動における、企業の顔となる存在ですので、精鋭たちの集まるチームと言っても過言ではありません。会社の魅力が存分に伝えられるような存在でありたいですね。

②社内体制を整える

採用活動をすると、通常業務に加えて会社説明会や選考活動、学生への連絡などさまざまな業務が発生します。採用チーム以外にも会社見学や面接などを手伝ってもらわないといけないことも増えていくでしょう。もしかしたら、忙しいのに・・・などと不満の声が挙がることもあるかもしれません。

そうならないために、何のために採用活動をするのか、会社のビジョンと目標を再度共有しながら、採用活動の大切さを社内で理解できるように働きかけましょう。会社のことを一番理解しているのは経営者です。経営者自身で社内へ働きかけを行い、社内の受け入れ態勢を整えていきましょう。

経営者自身が改めてビジョンや目標を語ることで、社内、採用メンバーが改めて会社のことを理解するきっかけにもなりますし、求職者に対してその想いを代弁することで、より一層の愛社精神にもつながります。

③求める人物像

実際に新卒採用で求めている人材の要素を明確にしておきましょう。新卒採用の場合、経験やスキルを求めることは難しいので、どういった要素・成長を描くことができるかの見極めが必要です。

コミュニケーション能力が必要なのか、経営理念への共感が大切なのか、素直に物事を聞いて吸収する力が必要なのかは、企業風土や入社後に携わる仕事内容によって変わってくるでしょう。

どの職種で、どんな人材を求めるのか、採用メンバーや入社後に配属予定の部署のメンバーにヒアリングなどをしてまとめておきましょう。

④採用チャネル

実際に採用活動をスタートさせるにあたって、どういった広報手段で学生に自社のことを知ってもらうのかを決めなくてはなりません。

今ではたくさんの方法がありますが、やはりたくさんの学生が登録しているのはナビサイトと言われる就職活動のサイトです。さまざまなプランを比較しながらどのプランが一番いいかを決めていく必要があります。

多くのサイトやプランが存在するので、わかりにくいことも多いでしょう。そんなときは採用活動のプロに聞いてみたり、競合の企業がどういった手段で広報をしているか調べてみてもいいかもしれません。

もちろん私たちでも、多くのナビサイトを比較して、その企業に合ったおすすめプランをアドバイスすることもできますので、ご検討されるかたはぜひご相談くださいね。

⑤選考フローとスケジュール

だんだんまとまってきたら、自社の選考フローをまとめておきましょう。

一般的には、まずは会社説明会で始まり、選考を複数回行って、最終は社長または役員面接などを経て、内定に至ります。

ここで考えておきたいことは、どれだけの接点回数を持っておくのか、どれくらいのスケジュールで内定出しまで行うのかといったところです。

だいたい各ステップの間は1週間〜10日、2週間ほど空けておくと日程調整もスムーズに進むので、その辺りを考慮してスケジュールをあらかじめ組んでおきます。

接点回数は少なければ見極め・惹きつけ共に十分にできずにミスマッチが起こったり、そもそも自社を選んでくれないという結果につながってしまいます。

反対に、多すぎると選考ステップの途中で学生が他社から内定をもらったので、と事態につながる可能性もあります。

十分に惹きつけができて、学生の見極めも行えるようにするため、3〜5回程度の接点を持ち、1〜2ヶ月程度で内定出しを行えるようなイメージで組み合わせていくといいでしょう。

それぞれの選考では、どんなことを行うのか、誰が担当して何を聞くのか、などまで決めておけるとわかりやすいかもしれません。

この選考ステップや内容も毎年ブラッシュアップすべきですので、まずはスタンダードなやり方でやってみて、来年度以降どうするか、を考えてみるのもひとつの手段です。

最後に

新卒採用はどんどん早期化・通年化していて、なかなか始めるタイミングが掴めないかもしれません
ただ、今から始めてみても、準備とやり方次第では来年度入社の採用活動を成功させることができるかもしれません。そして、それ以降の採用活動の土台を作ることにもつながります。
思い立ったが吉日、まずはやってみるという気持ちで採用活動をスタートさせてみましょう。

少しでもみなさまの新卒採用・インターンシップ活動の成功につながれば嬉しく思います。
さらに詳しく聞きたい、ご興味がある方はぜひお問い合わせくださいませ。
中小企業サポートセンター
田中

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