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なぜ「ジョブ型雇用」が流行しているのか
2021.08.25
日頃よりお世話になっております。
中小企業サポートセンター/人事コンサルタントの奥田と申します。
コロナ禍、そしてリモートワークの浸透によって、働き方や評価方法に大きな変化が出てきております。
その中でもよく目にする「ジョブ型」という言葉。
今回はなぜそんな「ジョブ型」が流行しているのかという理由を記載したいと思います。
「ジョブ型雇用」流行の理由は単なるリモートワークの普及ではない。
コロナ禍の影響でリモートワークという働き方が浸透し、
「仕事をしているのかどうかが見えない」
「見えない中でどのように評価したらいいのか」
など、評価やマネジメントが非常に難しくなりました。
今までの評価方法・マネジメント方法が通用しないといっても過言ではないと思います。
「リモートワークで見えないからこそ、ジョブ型評価だ!」
そう思っている方も少なくないと思います。
実は、ジョブ型雇用が流行となったのは、決してリモートワークの普及だけが理由ではありません。
2020年3月14日の日経新聞で、
「⼀律のベアや定期昇給を核にした年功序列型の賃⾦体系から、職務内容を明確にして専⾨的な能⼒に応じて処遇する「ジョブ型雇⽤」への移⾏が進みそうだ。」
というトヨタ自動車様の記事が出ておりました。
コロナによるリモートワークの普及は2020年4月以降ですので、その前から大手企業やベンチャー企業を中心に「ジョブ型雇用」という考え方は普及しつつあったということです。
「ジョブ型雇用」流行の理由
ジョブ型雇用流行の理由は1つや2つではありません。
ジョブ型雇用が関係する現在の日本社会の変化・課題をまとめてみますと、
・労働人口の減少/高齢化社会への対応
・脱時間給・脱年功給への取り組み
・同一労働同一賃金への対応
・賃金引上げ/生産性向上への対策
・グローバル社会との競争
・リモートワーク含め柔軟な働き方への対応
など
こういったことが挙げられます。
もちろん「ジョブ型雇用」だけが上記全ての対応策ではありませんが、すべての対策にジョブ型雇用が当てはまります。
さまざまな要因がジョブ型雇用への移行を後押ししているというわけです。
最後に
とはいえ、日本型雇用が根付いてしまっている企業がいきなりジョブ型雇用へ移行するのはあまりにもリスクが高いと思います。
徐々に移行するためにもまずはどのようなことからすべきなのか、そういった部分にお悩みの方は是非お問い合わせいただければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
中小企業サポートセンター
奥田
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