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①企業型DCとは?
2023.09.15

こんにちは。
中小企業サポートセンター/企業型DC部・マネージャーの川浪です。
本日は知らないと損する最強の資産形成制度の「企業型確定拠出年金(企業型DC)」について記載していきます。
企業型確定拠出年金(企業型DC)とは?
2001年に我が国でも運用が始められた企業年金、退職金制度の一種です。
最大の特徴は一度拠出を始めると、60歳まで引き出せないことです。
ここだけ聞くと使い勝手が悪そうな制度に思えるかもしれません。
それにもかかわらず、なぜ私がお勧めしているかとそれを打ち消して余りあるお得なメリットがあるからです。
企業型DCのメリット
①預けたお金の所得税、住民税、の負担を軽減できる効果がある。
通常、給与の額面から所得税、住民税、社会保険料が天引きされます。
確定拠出年金を活用することでその税金の負担を抑えることができます。
では実際にどれぐらいメリットがあるのか?
最低でも掛金の15%は削減できます。と私はいつもお伝えしております。
例えば、1万円を運用するとした場合、1,500円が戻ってくるイメージです。
なぜなら所得税の税率の最低は5%、住民税はほぼ全国一律10%だからです。
所得が上がれば税率も上がるのでその分、削減効果は大きくなっていきます。
さらに掛金によっては社会保険料の負担も抑えることもできます。
掛金については給与とみなされず、等級が下がる可能性があるからです。
これについては別の機会にまとめます。
税金や社会保険料は年々増加傾向にあります。特に近年ではコロナの影響もあり、今後も増加していく可能性が高いでしょう。
そんな時代においてこれらの負担を抑える効果がある企業型DCを活用しない手はありません。
②預けている期間中、運用益は非課税です。
掛け金を運用することが出来るのですが、運用して増えた利益に関しては非課税です。
流行りのNISAのような機能も兼ね備えています。
因みにですが通常の証券口座で運用すると利益に対して約20%課税されます。
長い期間の積立投資だと馬鹿にできないコストですよね。
③受取時も大きな税優遇があります。
企業型DCの掛け金を60歳以降に一時金で受け取る際には退職金控除があります。
拠出している年数が長いほど税金が控除される枠が大きくなり、節税効果も大きくなります。
また年金のような形で受け取る場合は、公的年金控除の計算対象となります。
いずれにせよ老後の生活資金なので大きな税優遇があります。
まとめ
メリット一杯の企業型DC。
大きな税優遇メリットを持ちながら、効率的に将来の資産形成もできる企業型DCに興味が湧きましたらお気軽にお問い合わせください。
中小企業サポートセンター
企業型DC部・マネージャー 川浪
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